書道日記

【小野雄慈のつぶやき】狙わない勇気

狙わない勇気

技術は、頭の中にあるイメージを思い通りに形にするために習得するのだと思います。
けど、それは同時に「狙う」ということ。
私の個人的な意見ですが、狙うと一気にエネルギーが下がる気がします。

線がなんとなくおとなしいというか、、、
綺麗にまとまりすぎてるというか、、、
ギャグも狙うとダダスベります(笑)

あ、でも、これは私の場合の話。

そして、
狙っていい場合と、
狙わないほうがいい場合があるんだと思います。

大事なのは自分がどちらのタイプなのかということ。

私のエネルギーが、脳から手、手から筆を伝って和紙に届きます。

その和紙をお客様は見るわけで。たくさんの方が目にするわけで。

私は、文字を書いてお金を頂いてます。
当たり前ですが、書くからには良質なエネルギーで書いた字や作品をお届けしたい。

そして、それを見た方がほんの少しでも幸せに感じること。

これが作品としてのゴールだと思っています。

私は、「狙う」とエネルギーが下がるので「狙わない」ようにしています。
目に見えないエネルギーだからこそ、そのバランスを自身でとれることが本当の技術であり、勇気なのかもしれません。

あ、、、
こんな記事を書いている時点で狙ってるのかもしれないですね。。

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